現代演劇ポスター展 現場レポート

渋谷ヒカリエにて行われている『現代演劇ポスター展』
昨日から劇団唐ゼミ☆より、我らが椎野と禿、そして青頭巾にも出演してくれた林麻子の3人が
ポスター解説ツアーをしております。
今日はその様子を少し紹介します。

IMG_0936.JPG

《会場の様子。ポスターが吊られており、カッコいい空間》
この展示の面白いところは、まず全て写真撮影が自由であること。
気に入ったポスターを撮影している方も多かったです。
そして展示しているポスター。
IMG_0949.JPG
こんな風に痛んでいたり、画鋲の穴が四隅に開いているものもちらほら。
基本的に展示しているポスターは、一度街中に掲示され、仕事を終えたポスター達なのです。
この展覧会を行っているポスターハリス・カンパニーの笹目さんは

「ポスターは宣伝するために生まれてきたのだから、
 壁に貼られた使用済みのものこそ保存すべきだし、
 それなら問題になることも少ないのではないか。
 画鋲の穴はポスターとして生きた証だ。」
とインタビューでおっしゃっております。
そのインタビューはこちらで読むことができます。
これを聞くと一枚一枚が誇らしげに見えてくるものです。
さて、そんなこんなで展覧会を見ていると、椎野裕美子のナレーションが館内に流れます。
集合場所近くでは、こんな警備員も・・。
IMG_0938.JPG
《見たことありますね》
時間になると、いよいよ3人が登場!
IMG_0939.JPG
《華やかな御三人》
IMG_0950.JPG
展示されている多くのポスターを解説して行ってくれます。
聞かないと分からないことも多く、皆様興味深く聞いておりました。
解説を聞くと、時代と共に変化して行くポスターデザインと技術、
そしてその裏にいる多くの演劇人達の存在、
さらにはポスターハリス・カンパニーの笹目さんの熱い思いとその人生が垣間見た気がします。
そんなことを考えていると、突然、
IMG_0951.JPG
歌い出しました。
何を歌ったのか、それは行ってみてのお楽しみ。
解説自体は約45分程。
会場にはその他、貴重な映像やら、紅テントのパノラマ写真など色々展示されています。
劇団唐ゼミ☆による解説は、5日まで。
展覧会自体は、6日までやっております。
是非ご覧になってはいかがでしょうか。
===========================================
150501_1.jpg
——————————————————————————–
ー演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶ー

ポスターハリス・カンパニーの2万点の現代演劇ポスターコレクションから、
1960年代後半のアングラ演劇全盛の時代から、70年代、80年代の演劇ブーム、
現在までの現代演劇ポスター約150点を選び展覧します。
過去のポスターは公演が終了するとなかなか見る機会がありません。
時代の記憶装置として、美術的な作品として、そして劇場の記憶として
この機会にご覧頂けると幸いです。
———————————————————————————
【会 場】渋谷ヒカリエ ヒカリエホールA (9F)
【入場料】一般:1000円、大学生500円、高校生以下無料
———————————————————————————

===================================================
劇団唐ゼミ☆ 椎野裕美子、禿恵、林麻子の
三人による解説は、

5月4日(月)、5日(火)(明日までです!)
13:00、15:00、17:00 の1日3回。
===================================================
IMG_0937.JPG
《劇団唐ゼミ☆のポスターも展示していただいております。》

コメントを残す

次の記事

青頭巾 公演写真集