11/24(日)唐十郎 襲来!(椎野)
唐さんの追悼総特集『唐十郎 襲来!』が発売されました。
代表の中野が、この書籍への執筆を依頼され、
編集をつとめている樋口良澄さんとやりとりし、
夜な夜な、そして早朝に書き進めて修正を重ねている姿を
見守る日々が続いていました。
そして、晴れて11月21日に発売となり、
その書籍をひらいて見ると、その内容は
『唐十郎戯曲上演のための新たな方法論』と題され
「唐さんの作品を上演するためにどんな準備をするべきか」
という方法論がまとめられたものでした。
これは、唐研究を重ねている劇団としても(個人としても)
ある一種の道しるべができた!と嬉しくなるようなものでした。
また、公演のリハーサル後、唐さんから頂いた、
コメントやアイディアを中野がどう解釈したのかも
細かくまとめられており、
当時は私は本番直前で緊張しており、
半分以上その頂いた言葉の意味を
理解せずに舞台に挑んでいたんだな、
と感じるとともに、唐さんの想いに改めて感謝をしました。
中野以外の執筆陣も非常に豪華で、
みなさんが語る、唐さんとのエピソードに
目が爛々としてくるのがわかりました。
表紙をめくると鮮烈なピンク。
ピンクは唐さんがこよなく愛した色。
ざぶんと唐さんが溢れ出してくるようです。

