4/22(水)高校時代の愛読書

↑『めまい』という凄い曲・演奏をもっと聴きたくて、CDを買いました。
西山まりえさんの最新録音です。
昨晩は銀座の王子ホールに行きました。
去年にご一緒した古楽器の鍵盤とハープ奏者である西山まりえさんが
ラクロの『危険な関係』を題材に音楽朗読劇を発表されたからです。
西山まりえさんに魅了されていることはもちろんですが、
私は原作のファンでもあります。『危険な関係』は背伸びして
読んだ高校時代の読書のなかでも、突出して面白かった本でした。
当時、絶版になりかかっていた岩波文庫で読んで、
思わず二度読み、大学でできた女性の友人に勧めたことが
ありました。多分にエロい部分がありますので、思えば、
バカな選択でもありましたが、同時代のマリヴォーとか、
ディドロとかサドなど、よく読みました。
後年、シアタープロジェクト東京(T.P.T)が
同じ『危険な関係』をもとにハイナー・ミュラーがつくった
『カルテット』という劇を上演した時も勇んで観に行きました。
麻実れいさん、千葉哲也さんによる大人の劇でした。
肝心の演奏会は、序盤、書簡体小説を伝える難しさは
ありましたが、同時代の音楽演奏とともに語られ、
豪華絢爛なものでした。
特に、ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1703-1755)
の『クラウザン曲集 第1巻』より『めまい』という曲が
圧巻で、私はあの曲を聴けるのならば、また演奏会に行きたいと
思わせる凄みがありました。
朗読には、久世星佳さんが出演されていました。
高校3年生の終わりが迫った3月20日に、久世さんの出演された
『リチャード3世』を愛知芸術文化センターで観たことも、
よく覚えています。日付まで覚えているのは、この日の観劇後、
帰宅時に横浜国大からの合格通知が届いていたからです。
唐さんへの道が開かれていった時のことを、演奏を聴きながら
思い出しました。


