9/27(月)ワークショップレポート(佐々木)
皆さんこんにちは。佐々木あかりです。
本日は、『唐版 風の又三郎』二幕のワークショップレポートです!
ついに二幕に入り、舞台は帝国探偵社の中へ。
幕が開けると、教授と珍腐、淫腐、乱腐が学芸会のテストをしています。
作品はシェークスピアの『ベニスの商人』
(余談ですが、題名がベニスからヴェニスに変わったのは小田島雄志さんが翻訳した時からだそうです)
しかし彼らの目的は、彼らが自衛隊をクビになった原因の高田三郎を吊るし上げること。
彼らは『ベニスの商人』に出てくる証文の通り、
高田の死体から肉を切り取ります。
一方ヒロインのエリカと織部は自衛隊の格好に変装し、テイタン内に紛れ込んでいました。
切り取られた肉を大切そうに抱えるエリカ。
すると、棺から高田が起き上がってきます。
しかし、隣にはエリカの恋敵、死の少年が。
高田に話しかけるも、変な空気を感じ取った織部がエリカの手を引き、
またも高田と一緒にいることは叶わず。
いつの間にやら肉に話しかけていたエリカ。
肉を取られた三腐人と教授は取り返そうとしますが、
エリカは肉を食べ、ずっと高田と一緒にいることを選びます。
高田は今、エリカの中に。
そこで『ベニスの商人』のパロディが戻ってきます。
胸の肉を切り取られそうになるエリカ。
それを助けるため織部がエリカの元に向かおうとすると、
スケバン姉妹の桃子に切れていた反対側の耳を切られてしまいます。
どちらの耳も切れ、耳が聞こえなくなってしまった織部。
そこへ樫村という謎の男が入ってきます。
彼の正体は織部がいた精神病院の先生、宮沢先生。
うまくエリカと織部を助け出そうとするも失敗。
エリカは宇都宮から追いかけてきた夜の男に胸を刺されてしまいます。
胸から流れる血を見て胸に吸い付く織部。
その血は、肉を食べ、体の中で血となった高田の血。
今、高田は織部の中にいることになります。
高田の肉を食べたエリカ、そのエリカの血を飲んだ織部。
という具合に、唐さんの剛腕が高田と織部を一体化させました。
3幕はどう展開していくのでしょうか。来週もよろしくお願いします!

