10/30(水)こんな感じか、結晶化

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↑結晶体でモンスターを強化するらしいです

昨日は劇団員で集まり、今後の予定を話し合いながら具体的に

書類作りなどを始めました。頭を突き合わせて作業していると進みが良く、
その間に雑談もします。
『少女都市』や『少女都市からの呼び声』を研究しているから、
J.G.バラードの『結晶世界』というSF小説を読んでいる話をしながら、
そういえばよく室井先生が講義の際にこの小説に触れていたという
話になりました。
昔、『少女都市からの呼び声』に取り組んだ時、
いつも重要になるのは、ガラス化してゆく雪子の顔の装飾を
どのように造形するかということでした。
ちゃちではいけないし、女優が体を動かしても
顔にちゃんとくっついていなければなりません。
どうしてもグロテスクになりがちなのですが、それだと、
雪子自身が自ら望んで手術を受けている実感が湧いてきません。
フランケにだまされている感じになってしまっては失敗だと
思います。彼女は、それこそ整形手術をするように、自ら希望して
ガラスの雪子になろうとするのです。
そのヒントが、小説『結晶世界』の描写にはあるように思います。
小説ですからビジュアルは伴わないし、だからこそバラードの
描く世界が読者の想像力の中で開花するわけですが、ヒントになる。
一方で、息子がやっているゲームをひょいと覗くと、
こちらも味方をクリスタルで覆って力を手に入れていました。
テラスタル、というのだそうです。
こんな感じかなあ、と作業の合い間に話し合ったりします。
こういう時間が、後々の作業に役に立つように思います。

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