11/30(木)一人芸の世界
↑初めて利用した羽沢横浜国大駅。新宿まで40分。付近に住んでいる
劇団員の米澤は、この駅が出来て良い思いをしているに違いありません
昨日はスコーンの話題に終始してしまったけれど、
浅草に観に行ったドガドガ+の『セクシー女優事変』は面白かった。
帰国して2月に観に行ったのがシリーズの第1弾で、今回は第2弾。
両方とも好きです。
アダルトビデオから出発した望月監督にしか書けない世界を、
座長の丸山正吾さんを中心に、若手からベテランまでのキャストが
素晴らしく支えています。過酷な性の世界を描くから様々に陰鬱
なのだけれど、最後には軽やかに、かつ不条理に暴走し、
それら過酷を突破していくのが痛快でした。
不幸や、一生消えない傷や、トラウマ、
世の中に溢れかえっているけれど、それで人が不幸せなまま
一生を終えて良いわけがないという、望月さんの信念がおふざけの
中に詰まっています。気分良く浅草から引き上げてきて、
昨晩はスコーンを食べました。
それで今日は、
朝から整体に行き、初めて羽沢横浜国大駅を使って新宿に出て、
阿佐ヶ谷スパイダースの『ジャイアンツ』の千秋楽を観て、
それから上野に移動して文化会館で青木涼子さんの能声楽を聴きました。
何かずっと遊んでいるみたいだけれど、合間にちょっとずつ
働いてもいます。しかし、やっぱりそれ以上に遊んでいて、
最近ハマっているのは一人芸の世界です。
落語とか講談の録音も聴きますが、
モノ・オペラというものがあるらしいと知って、
移動時にイヤホンを付けたり、カーステレオで聴いています。
だいたい、舞台ものは録音だと大勢の演者が入り乱れるので
訳が分かりません。しかもオペラは外国語なので、
一回上演を観たことがあるものでないと録音を聴いても
チンプンカンプン。ところが、登場人物が1人だとかなり
愉しめることが分かってきました。
そういえば、小学生の頃にマルセ太郎さんを観て感激したことも
思い出します。唐さんにも一人芝居が2本あって佐野史郎さんが
演じた『マラカス〜消尽』、金井良信さんが初演した『電子親友』
という台本です。録音が残っていたら愉しいだろうなあ。
それ以上に、いつか上演して旅ができたら、
どんなに素敵だろうと思わずにはいられません。

