1/27(水) 少女都市からの呼び声(齋藤)
先日、唐組の『少女都市からの呼び声』、みなさんご覧になりましたか?
僕が唐ゼミに初めて参加した演目が『少女都市からの呼び声』だったので、
いろいろ懐かしいものを思い出したりしながら、観劇してました。
唐ゼミで初めてやったのが2003年ですから、もう18年も前なのですね・・・。
連隊長のシーンではいつも同じ風景が思い出されます。
18歳の春。緊張して訪ねた稽古場。
稽古していたのが連隊長のシーンでした。
見学していると、その場でいきなり舞台に挙げさせられ、
馬の後ろ足になり、稽古中ずっと背中に人を乗せられ、腰が痛くなる。
「腰痛いっすね。」と稽古の合間に先輩に話していたら、
演出の中野さんから「馬の後ろ足は喋んなくていいから」
といきなり言われて震えたことを、いつも瞬間的に思い出します。
そのほか、
あー、この小道具のガラス、本番直前になくなって物凄い焦ったなあ(管理は僕)
街の人々の時、親父のコック服きてやってたなあ、とか思い出しました。
中野さんがブログに書いてた、2005年の再演の時は、やはりとにかく寒かった!
照明をやっていて、深夜に凍死すると思いながらオペ室にストーブを入れてたことが思い出されます。
そして何より、エンディングで雪が降った時の美しさは、今でも鮮明に覚えています。
テントが開くと、しっかりと降る雪。
風もあり、少し横殴りの中でたたずむ寒そうな雪子(椎野さん)。
か細い存在がこちらをみているビジュアルは、本当に綺麗でした。
僕の持っている動画の中に、雪が降った日ではなかったですが、当時の映像がありましたので、
よろしければご覧になってください。
改めてみると、照明気になったりもしますが、今でもこのエンディング、好きです。
思い出してみると照明に対して、明確なやりがいを感じたのも、この公演だった気がします。
今度、借景のいろいろをまとめた記事でも書こうかな。
齋藤

