4/30(日)ふたり芝居 (ちろ)
3月に『夜だから眠れない』、作・演出、鷲見武さん。
4月に『幸せはオレンジ色のワンピース』、作・演出、古賀勝哉さん。
二つの舞台に出演させて頂きました。
どちらも、これまでにやったことのないタイプの芝居でした。
これまでの経験と違う最も大きな点は、
どちらの役も、私と同世代で現実社会にいそうな人物であること。
過去に演じてきたのは、8歳くらいの少年、変わった紳士、タイムスリップして女子高生、
お婆さん、謎の女・・・と、まあちょっと変わった役柄でした。
今回、この二つの台本を頂いて、等身大に近い役柄を演じられることに
とてもワクワクしました。
そして、両方ともふたり芝居。
正確には、『夜だから眠れない』は6人の芝居ですが、
私の出演した三つの場面は、全て同じ相手役との二人のシーンでした。
出演は4月のふたり芝居が先に決まっておりました。
その稽古が始まって間もなく、代打で3月の舞台に出演することが決まり
4月の舞台前に、二人でのシーンを作る経験ができたわけです。
3月は、『唐版 風の又三郎』がご縁の鷲見さんとご一緒させて頂き
その人柄、作品の世界に触れることができた有難い時間でした。
ワニズホールのふたり芝居『幸せはオレンジ色のワンピース』では、
至らぬ私を、古賀さんが何度もグイっと引っ張り上げて下さった、
そんな表現がぴったりくる気がします。
興味をもっていた、ふたり芝居。
古賀さんと相手役の松尾さん(マリリン)、お二方のお陰で
この舞台に立てました。
また、この二つの舞台に思いもよらぬ方々が
観に来て下さいました。
3月公演には、唐ゼミ☆中野さんたちの大学の後輩の方が、
4月公演には、映画『鬼が笑う』をご覧になって私を知って下さった方々が、
劇場に足を運んで下さいました。
驚きと幸せとで、胸が熱くなりました。
この場を借りて、改めて感謝申し上げます。本当に有難うございました。
昨年一年、演出助手や裏方をしながら、沢山の素晴らしい俳優の芝居を拝見し
また、演出家の方々の考えや演出を見聞きしたことは、本当に財産だと思います。
今回の舞台の稽古は、何度もその言葉や演技の数々を思い出し
考える日々でした。
感謝。
感謝。

