4/15(月)『嵐が丘』にて!
『鐵假面』公演が終わってから、
『少女仮面』に備えて『嵐が丘』を読んでいます。
ヨークシャーの荒野を背景に繰り広げられる過剰な男女の恋愛は
否応なく周囲を不幸にするばかりで、まさに嵐が丘。
小説としても面白いし、何より『少女仮面』に引用された箇所を
特定するためにも、なかなか愉しい読書です。
『少女仮面』の劇中歌を歌うためには
『少女仮面』全体を学び直さなければならない。
『少女仮面』全体を学び直すためには
『少女仮面』の中に出てくる『嵐が丘』のせりふ引用が
どのシーンにあたるのかを突き止め、研究しなければならない。
そういう意味のことばを、状況劇場のプリマだった
李麗仙さんが言ったと、自分はある音楽プロデューサーに
伺ったことがあります。
果たして、『少女仮面』1場終盤で
春日野八千代が演じる『嵐が丘』の場面は、
原作小説では第15章にあたり、キャサリンとヒースクリフが
最後に愛憎をぶつけ合うシーンに由来します。
ただし、自分は2010年に出た新訳で読んでいますので、
当然、唐さんが1968年にこれを書いた時に引いた翻訳とは異なります。
そこで、当時に手に入った翻訳本3パターンをAmazonで注文しました。
かなり古い本なので、3冊求めても送料込みで約1,200円。
懐にやさしい資料集めで助かりました。
数日したら、一冊ずつ届くはずです。目指すは第15章!
どうか三つのうちのどれかに当たりますように。
その向こうに、『少女仮面』のワンシーンが視えてくるはずです。

