8/17(水)『黒チューリップ』WS オマケ〜さらに情報求む!

ワークショップ参加者や劇団ファンの人から

『黒いチューリップ』を読む上で重要でおもしろい情報が寄せられた。

ありがたいことだ。

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この写真のように、

かつてはこんな様子で人力で玉を出していたらしい。

今の複雑な構造を持つパチンコ台からは想像しがたいが、

このように隙間を行き来してスタッフが当たりを出していた。

(電話交換手みたいなもの)

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↑座ってやるものという印象が強いが、かつては立って打つスタイルも

しかも、人力であるがゆえにこの玉出し係(正式名称は何だろう?)

の気まぐれで、気に入りの客にはちょっと多めに出すとか、

当たり前に行われていたらしい。

そういうわけで、

唐さんが『黒いチューリップ』で描いた描写はかなり

リアリズムであるということがいよいよ分かってきた。

ヒロインのケイコのように、

さすがにその場所に部屋をつくって棲みついている

というのは芝居がかった飛躍に違いないけれど、

エコーをからかってパチンコ玉が飛んでくる場面は

あながち嘘ではないということだ。

それに、天魔が鴉天狗のようにこの台の上の細い面を

駆け抜けてくる場面も、想像できる。

地方ならば1970年代くらいまでこんな感じの店舗が

見受けられたとも教わった。(Hさんに感謝!)

これからも情報があったら教えてください。

昔からパチンコ大好きでやり込んできた唐十郎ファンが

いたら、ぜひ話を聞いてみたい。

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