祠の時期

話し合いが続きます。

これからどんな公演をしたらいいか? 演目は? そこに至るまでの作戦は? 

それ以前に、自分たちはこれからをどう生きていけばいいか?

夕方から夜中まで、話し合いは続きます。

そういえば、唐さんは昔、雑誌のインタビューで、

いつも春公演の執筆に宛てていた11月を、

「祠(ほこら)の時期」と呼んでいました。

ほこらに籠って沈思黙考にふけり、

一年の計を図る時期という思いが伝わっています。

実際、11月の唐さんは、ちょっと近寄りがたいような雰囲気をたたえていました。

あの大きな目が、いつもにも増して何かを捕まえようという鋭さでした。

私たちもどっぷりと、祠の時期です。

何故か、米澤だけはやたら元気で、ハキハキしています!



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