4/26(日)ねずみ/津内口
職場にねずみが出ました。
私は直接見ていないし、被害もなかったのですが、同僚は、デスクの上や引き出しに入れていたおやつがなくなったり、小さな歯形がついていたとのこと。ケータリングで余った歌舞伎揚げやチョコレートが被害に遭いました。
それからというもの、駆除業者が来てくれて、ねずみの通りそうな穴を塞ぎ、あらゆる対策を講じられたためか、最近は出た形跡がありません。
このまま我々の前に姿を現すことなく去っていただけると良いなあと思っています。
ねずみと言えば、思い出すことがあります。
小学生の頃、ハムスターを飼っていました。
真っ黒のキラキラした目に、短い手足と尻尾、種を入れる度に膨らむ頬、クンクンと小刻みに動く鼻先…一挙手一投足にもうメロメロ。物心ついてはじめてのペットだったこともあり、溺愛していました。
あまりに可愛いので遊びに来た伯母に自慢して見せたところ、いつも優しい伯母の顔が曇りました。
そして津軽訛りで一言。
「ねずみだ。」
その言葉には明らかな嫌悪が含まれていました。
「可愛いねえ」と喜んでくれるとばかり思っていた私にとって、衝撃の反応。
ねずみじゃなくてハムスターだよ!尻尾も短いよ!といくら言っても、まともに見てもくれませんでした。
いつも褒めてくれて、私の発言を否定することもあまりなかった伯母の反応に、幼い私は少々傷ついたのでした。
今思えば伯母は悪くありません。
ハムスターとねずみは似ています。というか、ハムスターはねずみです。
私だって渋谷や新宿で見かけたら悲鳴を上げて避けますし、伯母は農業を営んでいますので実被害にあうことも少なくなかったのでしょう。
でも、ハムスターです。確かにねずみ、でもあれはハムスター。
ねずみと聞くと、あのなんともいえない伯母の顔と声を思い出すのでした。
ねずみは怖いので、可愛いハムスターの写真で締めくくろうと思います。

(ああ、かわいい)
津内口


