5/9(土)『愛の乞食』本読みWS 第1回

↑横尾忠則さん装丁につき、人気でプレミアがついてしまって
いますが、やはりこの本が『ジョン・シルバー』事始めとしては
必読にして有効です
今日は『愛の乞食』オンラインWSの1回目でした。
が、いきなり本編には入らず、『ジョン・シルバー』シリーズ
全体のあらましを知ってもらうことに、ひたすら注力しました。
このシリーズには
「ジョン・シルバーが来る!」
「ジョン・シルバーの歌が聞こえてくる!」
という定番シーンがありますが、第一弾から培われた前提条件を
押さえておいた方が、ただなんとなく盛り上がる、という風に
ならなくて済むからです。
ちなみに
第1弾 『ジョン・シルバー』 1965年初演
第2弾 『続ジョンシルバー』 1968年初演
番 外 『愛の乞食』 1970年初演
第3弾 『あれからのジョン・シルバー』 1971年初演
という並びです。
『続ジョン・シルバー』は『ジョン・シルバー(続)』と表記される
こともあり(作品集)、『愛の乞食』は『ジョン・シルバー 愛の乞食篇』と
ポスターに銘打って初演されています。
『愛の乞食』を第3弾とせずに「番外」とするのは、私の見解です。
理由は簡単で、主人公も時代も、流れから異なるからです。
『ジョン・シルバー』シリーズはすべて、家出してしまった「シルバー」
を捜して女房「小春」が遍歴する物語、ということで一貫していますが、
『愛の乞食』に「小春」は出てきません。
一言だけ、せりふで触れられるのみです。
ですから、その分、『愛の乞食』には自立した作品という色が強く
一本でたのしめる利点もあります。
とはいえ、そこはシリーズものですから、まずは全体を俯瞰する、
そのために、天声出版から出ている単行本『ジョン・シルバー』
にある『巷談絵巻ジョン・シルバー』を皆さんで読む、という
ところからスタートしました。
これを読むと、シリーズのエピソード・ゼロを一望できます。
それから、幼少期から唐さんの周囲にあったものや、
スティーブンソンの『宝島』を読んだ話を紹介して、
唐さんが「ジョン・シルバー」というキャラクターに
注目した経緯も紹介しました。
準備は整い、来週から『愛の乞食』本篇に入ります!

