風の沢渡

雨と戦った戸塚公演が終了して一週間。
夏から一つ季節が過ぎて、再び蒼テントをかまえた沢渡公演は、強風が吹きすさんだ。
今日という日にテントの重い壁を度々押し付け、役者の声も巻き取るほどの風が吹いたのは何故だろうか。野生の鳥が多く訪れるこの公園の空を、あの目の退化した鳥が通り過ぎたせいかもしれない。
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そうでなければ、唐ゼミの、持てる力を振り切った舞台の熱が、涼しい空気の中で上昇気流を生んだのかもしれない。
何れにしても、楽屋テントの床は公園の木々から落ちた木の葉が覆い尽くし、壁は倒壊防止の為に取り払われ、明日はその復旧から取り掛かることになりそうだ。
何故か気象が順風満タンな上演を許さない『黒いチューリップ』。明日は11月の楽日、どんなことが起きるのか、怖くもあり、またそれこそが楽しみでもあるのだ。
〔いとうしげの〕

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