劇場作り・後編

中編から一週間近くたったが、今回は後編、3のオペ室作りについて。
オペ室は、テント立てと平行して作られ、後に機材が運び込まれる。
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機材を近くで撮ったものが下の写真である。右側が音響、左側が照明となっている。
どちらともフェーダーと呼ばれるツマミがついているのがわかる。
音響はこれで音量を、照明は光量を調節していくのである。
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<音響>
音響とは、芝居の際に、その場面や登場人物の心情に曲をのせていく仕事である。
操作は基本的には二通りで、「カット」と「フェード」という効果がある。
「カット」は一瞬で曲同士が入れ替わったり曲が入ってきたりすることで、
「フェード」はその動きをゆっくりにさせたものである。
同じ曲が長い間流れていても、また繰り返し現れても、その表現方法は様々で、
観劇中、台詞は勿論それを彩っている音楽にも耳を澄ますと良いかもしれない。
音響はMDデッキを2台駆使して行われるが、音が役者の台詞をより活かすために
音楽は編集され、スピーカー設置箇所もよく検討される。
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音楽の編集はパソコンで行われる。
主にデッキ2台では不可能な操作の部分をあらかじめ組み込む作業をする。
スピーカーは舞台よりもやや高め、角度を中央に向けて設置している。
<照明>
照明とは、芝居の際に、その場面や登場人物の心情に光をあてていく仕事である。
操作はフェーダーの他、コードの差し替えも行っていく。
今回は舞台下手に窓があり、そこから強めの光が差し込むようになっている。
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前編で紹介したどんでんに取り付けられた鏡の効果もあり、より立体的な光の構造を
つくっている。
上から射す光だけではなく、様々な方法であらゆる方向から光が来る。
観劇中、役者は勿論それを彩っている光にも目を凝らすと良いかもしれない。
上ではなく横から当たる光のことをサイドスポット(通称SS)という。
これは音響のスピーカーの下あたりにつけられている。
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すべての明かりを消し、これだけを単発でつけた時、とある効果があらわれるのである。
4.終わりに。
劇場つくりは次第に完成に近付き、蒼テントが包む唐ゼミの劇場空間は、いよいよ
みなとみらいへ出発するための足踏みを始めた。
最終的にどのような舞台が皆さんの目の前に用意されることになるのだろうか。

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