6/11(火)音楽を探して
今日から立ち稽古でした。
桜木町と日の出町の近く、急な坂スタジオで初めて稽古し始めました。
滑り出しは、老婆と貝の冒頭シーン。
滑り出しは、老婆と貝の冒頭シーン。
次に、ボーイたち、水道飲みの男らが登場する場面。
腹話術師役の丸山雄也くんが現在は舞台『鋼の錬金術師』出演中なので
腹話術師の場面は飛ばして進行します。
他にも、別の劇に出演していたメンバーもいるので、
本読みのフォローを入れ、場合によっては補習の時間も設けながら、
休みを使って入れていきます。唐さんの劇はここを怠ると、
ちんぷんかんぷんのまま強引にせりふを言わせることになって、
俳優に負担をかけてしまいます。やはり事前の理解が大切です。
また、事前の準備といえば、音楽をたくさん用意して立ち稽古に
臨んでいます。劇でどんな音楽を使うのかは、全体に大変大きな
ウェイトを占めます。『少女仮面』にはもともと、唐さんが指定した
メリー・ホプキンの『悲しき天使』が絶大に良い味を出しており、
これがこの劇のクオリティ保証に大きく貢献しています。
ただ一方、この曲がかなりインパクトがあり、かつ何度も劇中に
かかるために、さまざまな上演の印象が画一的になることも
事実です。唐さんの選曲力を借りながらも、これをどこまで
バリエーションさせられるかというのが、現場の腕の見せどころです。
そういうわけで、日曜は久々に大量にCDを買い込んで音楽三昧
しました。ちょうど渋谷のタワーレコードに行ったところ、
好きなジャンルが丸ごとクリアランスで売っているのを発見して
狂喜しました。最近はネットで音源を買うことが増えましたが、
初期にしていたように、CDの中に未知の曲との出会いを求めるのも
楽しいものです。そこで揃えた粒揃いの曲をストックしながら、
稽古場で展開するシーンやせりふに宛てていきます。
まずは順調に滑り出しています。

