1/16(木)「万年町」の痕跡
昨日は「月光町」にかかわるレポートでしたが、
唐さんが戦後に暮らした上野周辺を歩くと、唐十郎作品の
インスピレーションの源をそこかしこに見出すことができます。
現在は地下鉄銀座線の車庫になっている北上野〜東上野界隈が
かつてのいわゆる「万年町」で、すっかり変わってしまった
あの街にも、やはりかつての痕跡はあります。
それは、電信柱。
「S.54」とありますから、昭和54年にナンバリングされた
表記によると、そこには「万年」の文字がちゃんと昨日もありました。
「万年」と記された電柱は150本ほどありますが、
せっかくなので6番の電信柱です。もちろん「6」は6本指の6。
『下谷万年町物語』にとって、もっと重要な数です!

