12/5(土)『ビニールの城』を読み終わる
昨日、『ビニールの城』を読み終わりました。
だから今朝はいきなり仕事をし、読書をして、落ち着いた気持ちで
1日を始めることができました。台本を読んでいると、何があっても
まず台本で、一定ページを進まなければ、どうにも落ち着きません。
そして、その後に始動、という感じで過ごすので、1日が盛り盛りに
なります。それにしても。
自分には、ナマの相手がどうしても嫌だという主人公の生理が
縁遠く感じますが、ヒロインの「ケモノ臭いのがいやなんでしょう」
という迫り方には、同じように恐怖を感じないではありません。
その辺り、女性と犬とを結びつける『盲導犬』が底流している
ように感じられます。唐さんは、魔子さんのなかにずっと
『盲導犬』の「銀杏」を見て、それを大切にしてきたのでしょう。
また、年内に『アリババ』を読んでみようと思います。
新宿梁山泊が上演した『アリババ』の映像が有料で公開されるよう
ですし、あの短編について、ちゃんと考えてみようと考えています。
前にWord打ちをしっぱなしにして、誤字脱字チェックも疎かにして
いたのをきちんと読み直してみるつもりです。
そういえば。
唐さんは、いつだったか、ついに三島由紀夫さんに自分の劇を観て
もらうことができなかったと、残念そうに語ってくれたことが
ありました。でも、澁澤龍彦さんは共通の知り合いだし、澁澤さんを
通じて、三島さんが『アリババ』というタイトルを気にしていたことは
聞き知っていたそうです。それだけに惜しまれるのでしょう。
また、別役実さんの『マッチ売りの少女』と『アリババ』とは同じ
1966年に発表された作品であり、両方とも、復讐するために子が親を
訪問するという点で共通しています。どちらが早く発表されたのだろう
と疑問に思っています。そういうことも調べてみたい。
年が明けたら、両方ともオンラインWSの俎上に上げようと考えて
います。

