1/10(土)8歳という段階

明日から『下谷万年町物語』が始まりますので、

資料を最終チェックしています。
物語という点についてこの台本はさほど難しくはないのですが、
昭和23年に実際にあった街並み、事件、風俗をもとにして書かれた
台本なので、そのあたりのことを端的にご説明できたら良いと
考えてのことです。
当時、上野に集まっていたオカマやさんが、現在の同性愛の人々と
どう違うのか。当時の浅草がどれほど賑わっていたか。
万年町という区画が実際にどんな暮らし向きで、周りの街の人たちから
どう見られていたのか。そういうことがわかると、物語のなかに
入っていきやすくなります。
また、1980年の執筆当時の唐さんが昭和23年を振り返って
書いている点も大切です。40歳の唐さんが、8歳の自分を思い起こし
ながら書いた、というわけなので、両方の年齢の主観が入り乱れます。
8歳。小学校2〜3年生という年齢です。
いま、うちの子どもたちは6歳と9歳で、彼らを通じて8歳だった
唐さんの主観を思い浮かべるにはちょうど良い年齢です。
お正月以来、私はNetflixで公開になった『特命係長 只野仁』を
作業の合い間に必死になって見ていますが、息子はこれが気になって
仕方がないようです。他方、椎野によって「特命係長はエロすぎるから
やめなさい」と、私と息子に言い渡されました。
そういう刺激的なものを、小学校中学年はどう受け止めるのだろうと
思い浮かべるのはたのしいことです。唐さんの場合は、隣近所が男娼で、
ヒロポンで、刃傷沙汰までいくわけですから。
明日から、8歳と40歳の世界です。
↓今も北上野にある「万年町」の名残り。電柱に残っています
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