7/5(日)『下谷万年町物語』第三幕を読む

↑休憩中も皆さん、真剣です。おやつ食べたりしながら、続きに向けて準備中。
昨日と今日、合計8時間かけて『下谷万年町物語』第三幕を読みました。
新しくご参加いただいた方には、前提となる一幕・二幕のあらすじをまとめて
ご紹介し、続けて受講されている方にとっても、これまでを思い出す
きっかけにしてもらいました。
第三幕は、手元の台本で87ページあります。
私の考えでは、これを5ブロックに分けることができます。
1.金杉病院にて。ヒロポン中毒の過去と向き合い、落ち込む「お飄」。
総監の帽子を手に救いにきた「文ちゃん」によって、「お飄」は復活。
2.軽喜座の舞台「万年町のセット」にて。オカマ軍団が「洋一」を人質に
帽子を返せと迫るも、帽子はサフラン座にあり、軽喜座のには返却不可能。
「お市」は「洋一」を拷問にかけるが、「文ちゃん」と現れた「お飄」が
大暴れしてオカマたちを圧倒、「洋一」奪還に成功する。
3.オカマ屋さんたちから逃げながら。「お飄」はさらに勢いづくが、
「洋一」は違った。オカマたちが配給無しで餓え、軽喜座も困り果てている。
それに「洋一」は耐えられない。「お飄」のなかに、かつての恋人だった
「田口洋一」がいることも原因となり、サフラン座を諦めた「洋一」は去る。
4.「洋一」に去られショックを受けた「お飄」は、元恋人「田口洋一」
の弟である「白井」を傷つけてしまう。「白井」は「洋一」への恨みを強める。
「お飄」はそんな状況でも、「洋一」の心変わりを信じ、6本指を持つ
「文ちゃん」との二人羽織りによる役作りを発明、合同公演で洋一役を演じる
希望を捨てない。追ってきたオカマ屋さん軍団と再び対峙するも、
「白井」によって「洋一」が殺されたことが発覚する。
5.瓢箪池にて。「洋一」は死に、それを信られない「お飄」が必死に呼びかける。
やがて、警察がやってきて、ヒロポン中毒の女として連行されてしまう。
軽喜座もオカマたちも去り、一人になった「文ちゃん」は池にたたずむ。
そうして時間は進み、「少年の文ちゃん」はサフラン座を過去のものとし
「大人の文ちゃん」に戻ってゆく。が、「文ちゃん」は諦めきれない。
「文ちゃん」の叫びに応え、池からあの日の「お飄」と「洋一」が現れる。
物語はこんな具合です。特に、
お飄に追い込まれたお市がオカマたちにする演説、
洋一とお飄の心が離れていくところ、
の2箇所は、勘どころとして、丁寧にわかりやすく、ときほぐしながら
読んでいきました。
特に「この一言が相手を傷つけた」「ここで心変わりした」という箇所は
クローズアップして、逆に、そういったところを引き立たせるよう
全体はスピーディに運ぶことがコツだということをお伝えしました。
7/11(土)は復習をして、全体の通し読みを行います。


