6/19(木)『ガラスの少尉』の準備

↑ガラス工場の物語ですから、2008年に唐ゼミ☆で上演した時、
吹きガラス体験に行きました。その時に作ったタンブラーを、
いまも使っています
オンラインWSが新たな演目『ガラスの少尉』に入ります。
そのための準備をしています。
久々にこの演目に取り組んでみようと考えたのには、理由があり、
それが、『ベンガルの虎』と同じ1973年に生み出されたものだからです。
1973年。唐さんは33歳。
この年の唐さんはすごく旺盛で、前1972年春に公演した『二都物語』が
バネになったのでしょう。
状況劇場では春に『ベンガルの虎』、秋に『海の牙 黒髪海峡篇』を上演。
前者はバングラデシュに遠征し、後者は東京湾に浮かぶダルマ船の上で
公演するというチャレンジャーぶりです。
他にも、蜷川幸雄さんや石橋蓮司さんの櫻社が『盲導犬』を初演。
1969年に早稲田小劇場した『少女仮面』以来の外部書き下ろしです。
ここまでが戯作者として新作。
さらに、
後楽園ホールで劇中歌コンサート『四角いジャングルで唄う』をやる。
関西テレビ制作のテレビドラマ『追跡・汚れた天使』を脚本・監督し、
試写の際、これがあまりに支離滅裂であるということでお蔵入りになったのを
反対運動し、結果、破棄されたフィルムをもとに私家版を作って上映会して
回る、という運動に展開させています。
さらにさらに、
NHKのラジオドラマ『ギヤマンのオルゴール』の脚本を書き、
主題歌を担当してカメオ出演しています。
要するに、ものすごい生産力と話題性が炸裂していた年、
それが1973年でした。その後、唐さんは『ギヤマンのオルゴール』を
芝居化しようとして改訂し、そうして成ったのが『ガラスの少尉』です。
『盲導犬』ではタイのバンコック、
『ベンガルの虎』では、ビルマやフィリピンを中心に東南アジアの
いくつかの国を、『ガラスの少尉』はインドネシアを描いて、
当時の唐さんの東南アジア熱を表してもいます。
こう書いているだけで、当時の唐さんを想像して熱っぽくなってくる。
・・・という『ガラスの少尉』です。
ぜひ、一緒に読みましょう!

